2009年11月29日日曜日

マスコミと危機管理

というわけで今日のお題は、「マスコミと危機管理」です。















一昨日、衆議院第一議員会館に行ってまいりました。

目的は防衛庁OBで構成されている学術社団日本安全保障・危機管理学会という団体のセミナーへの参加です。

一見年配のOBの皆様ばかりで固い雰囲気ではありますが、意外にもオープンでご紹介があれば、セミナーへの参加は可能です。ちなみに保守系議員の先生方も名を連ね、あの「みんなの党」の渡辺喜美党首が名誉顧問です。

今回のセミナーのお題は、「パンデミック・インフルエンザの今後は」、「アフガニスタン情勢と自衛隊派などの派遣」についてです。私の関心は専ら正確な情報が入りづらいアフガン問題と危機管理の関係でしたが、思ったとおりというか、予想していた以上「ここでしか聞けない話」のオンパレードでした。

ここでは詳細を明記するのは控え、幸福の科学出版「The Liberty」にて記事を寄稿したいと思っています。
今日、これだけは伝えたいと思うことは、たった一つ、「なぜ、日本のマスコミはアフガン問題と日本の国際援助について報道をなさないか」、ということです。もっと言えば、日本の大手マスコミはほとんどアフガンの現地取材を行っていないし、情報源はほとんど海外メディアに頼っています。

(もちろん危険性が高いため、行かせるとしたらフリーのジャーナリストになるだろうが)、国際問題のとりわけODA絡みや自衛隊派遣問題は、つまびらかにその状況、実態を明らかにし、「自衛隊派遣はどうあるべきか」「日本における効果的な国際貢献とは何か」を真剣に議論すべきです。

日本人の血税を無駄にしないためにも、世界のスタンダードに照らし合わせても日本が世界から取り残されないために真っ向からの議論が必要です。
まともな情報を与えないで国民に何が世界貢献なのか分かるでしょうか?

しかし、現状では『正しい国際援助のあり方』について日本人が議論するには、情報量が圧倒的に足りない。なぜか。 

ジャーナリズムの質が問われることですが、現地で起こっている部族間の争い、テロの実態、過激派組織の構成、国家公務員の汚染等せいぜいインターネットで発信される裏情報か、海外マスメディアのニュースを入手する以外に日本語発信では見ることはできません。それは、日本の大手マスコミの島国根性、弱腰もさることながら、それに輪をかけて現政権による左翼思想の影響であると考えられるのです。

マスコミは現政権と結託し、情報統制を行い二者択一の選択選挙を強引に押し切りました。現在の鳩山由紀夫の献金問題の緩やかな報道ぶりをみてもこの手の迎合や、結託は明らかです。

いま、日本人は、自分たちで自発的に積極的に情報を得る努力をなくしては何も知りえないのと同じ状況が起きているのです。

日本のマスコミだけでこの世界の真実を知ることもならず、このままマスコミによる情報貧困が長引けば、新たなメディアの創造が必須となるでしょう。(既にその芽はネットから出ていますが、協力者を多く募らねばなりません。資金もある程度必要です)

2010年、民主党による日本解体か?(詳しくは後日執筆していきます)10年不況にあえぐ日本を見るのは火を見るより明らかな現在、マスコミ改革も急先鋒であるのです。


新たなジャーナリズムの創造を祈念して。

幸福を実現するフォトジャーナリストより

皆さん、こんにちは。
「幸福を実現するフォトジャーナリスト」というタイトルで今年の7月からblogを書き始めましたが、今年も残すところ1ヶ月となりました。早いものですね。

「できれば毎日更新を、、、」と思っていましたが、やはり続けるということは難しく、途中、無力感のようなものも(まだ何もやってないけど^^)出てきて、とみに最近は、事業仕分けや普天間基地移転問題など、どうにもこうにも頭に来ることばかり?いや、あきれることだらけで毎日頭がぶちきれてしまっていて、毎回blogを更新する以前の問題になってました。

結局ブログに書くというのもある一定の余裕といいましょうか、書けるうちはまだ自分とその物事の間に距離があるのかもしれません。

本気でいろんなことが我がこととして認識されはじめた時、あるいは様々な事象が重なり、もうどうしても個人の限界であることを感じた時、人はモチベーションを奪われ、また日記的な手法で我が思いを吐露するには余りあるものになっててしまうのだと思い知りました。

今後も変わらず発信し続け、情報情報共有していくことは大事だと思っていますけどね。
そんなところで「日本のマスコミと危機管理へと続く。

2009年11月15日日曜日

行政刷新会議は怖~い粛清の始まり?!

皆さん、こんにちは☆

最近は秋風が強く感じられる毎日になりましたね。
本格的な冬に備える準備をしなくてはなりません。

オバマ大統領もなんだか取り繕った笑顔に一見、耳障りの良い親日的迷言
だけを残してアジア列国に足早に走り去ったように思います。
具体性はなく、懸案事項に対する深堀は一切なかったですね。
深堀するほどかまうほどの国ではもはや日本はないということでしょう。
日本と?(いや鳩山総理との)絆はうっすーいものであるように思いました。

さて『行政刷新会議』。
私はこの言葉の響きにとても威圧的、示威的な言葉の響きを感じます。

事業仕分けは一見、無駄を省いて国民から頂いた税金を有効活用しますよ
というような公約のように聞こえますが、その根本には、どうしても自分たち
のばら撒き政策を実施するために国民との公約と称し日本政府及び日本人
のこれまでの努力を無駄にするような反リストラクチャー的な動きであるよう
に思うのです。

まさに破壊や的志向です。
その極みが連ほう議員による文科省の次世代コンピューターの開発予算に
事実上のストップをかけたものです。 
スパコン開発は、日本が世界に誇れるものづくり技術とテクノロジーの合体で
あり、自由経済における競争力を高める『国家基幹技術』のプロジェクトです。
「一番だからよいというわけではない、二番ではなぜだめなのですか?」と言
い放った瞬間、ここまで来たか、と頭をガンと殴られたような感じがしました。

日本は、これまで『技術立国日本』であり、それによって未だに中国や東南
アジアに大量生産の部品製造が流れても、高いテクノロジーやテクニカルの
応用分野に関しては日本でしか製造できないものがたくさんあるのです。

日本の半導体技術や光通信技術、品質管理などを磨いてきた日本である
からこそ、スパコンの開発を機に世界との技術差をつけなくてはならない。

「一位になぜこだわるのか、なぜ二位ではだめなのか」
その答えを文科省のプレゼン担当者が十分に説明できなかったとしたら、
大変残念なことですが、おそらく民間企業のトップレベルの経営陣なら、経済
効果や21世紀以降の日本の繁栄を見据えて、すぐには目には見えない効果
かもしれないが、雇用の創出や企業の税金としての見返りとなっていつかは
帰ってくることをきちんと説明できたのかもしれません。

予想できる効果は予算とのバランスにおいて今現在、どのように説得を持た
せるかは、既に切り捨てをミッションとする人々の前では意味を持たないこと
でしょう。

しかし、閣僚や議会議員が、「日本は一番でなくて良い」「二番で何が悪い」
などと言い出したら日本の世界での競争力はがた落ちになり、未来を背負う
子どもたちに遺産として残せるものはやがて何もなくなるのではないでしょう
か。
その裏で現政府は、格差是正にばかり目を凝らして奔走しているようです。

開業医と勤務医の収入格差を引き下げるために診療報酬の見直しを図る
目的で診療報酬をみなす。政府のこうした介入は明らかに左傾化した政策
であり、市場原理や自然な競争原理に伴う自由を阻害していくものでしょう。

格差是正、結果平等主義がこの国において蔓延したなら、それは民主主義
から、共産主義への先祖がえりです。


共産主義、全体主義は、暴力革命によって起こるのではないそうです。
自由主義国が資本主義経済に行き詰まり、やがてだらだらと気づかぬうち
に左翼化していくのだと。
民主主義が行き詰ったときに訪れるポスト共産主義が真の共産主義なのだ
とシュンペーター研究者は悟っています。

友愛を唱える鳩山政権の裏には恐ろしい共産化への道が既に始まっている
のです。

たとえ以前と同じ民主主義、自由主義経済に戻らなかったとしてもハイエク
の説く人間の「自由をいかに守るか」は、人間が神から与えられた自由性の
限りない発揮であり、誰も統制することの出来ない人間の根源的なる尊厳に
訴えるものであると思います。ハイエクが自由を仏神から与えられたものだ
と認識していたかどうは不明ですが。

どのような時代が到来しても自由主義のベースはあくまで漂流させてはなら
ないし、日本経済の成長、繁栄は決してたち止まらせるようなことはあって
はならないと思うのです。

2009年11月6日金曜日

どちらが責任政党かわからない

11月6日、衆院予算委員会での自民党との質疑応答。

午後2時46分、いまだ民主党の野次治まらず。
むしろ午後一からの川口前外務大臣の質疑応答時よりももっと野次が声高になったのは、鳩山総理の政治資金不正問題~小沢衆議院議員の政治資金団体「陸山会」との借り入れ問題が西田昌司委員から出されてからだ。質問の最中に醜い野次を飛ばし続けるのは、中堅の民主党女性議員と、どすを聞かせて脅しのような罵声を浴びせる民主党男性議員だ。

質問に立つ自民党議員をニヤニヤと横目で見ながら、攻勢不利とみればやたらと野次を飛ばす。
国会議員という国民を代表する者としての品格についてこの人たちは考えたことがないのだろうか。
どんな公約をこの人たちが自分たちの選挙区でしたかではない。

今国民の目の前でこの醜い姿をむき出しにした有様は、人間としていわんや政治家として基本的な品性に関わる問題だ。この様を見ただけで人間としての基本的な道徳観や倫理観、ひいては人間を尊重する宗教観までもが養われていない人々なのだと改めて思わざるをえない。

冒頭の川口順子(前外務大臣)委員の普天間基地移転問題についての質問。
「オバマ大統領との会談では、12月までに結論を出すとおっしゃるのですね。」と期限をつけ、明確な回答の必要性を問う川口委員の念押しに対して、総理は、「日米首脳会談においては、日本とアメリカの2国間だけが重要ではない。アジア共同体構想やグローバルについても話さなければならない。個別的な普天間だけが重要なのではない。」と言い放った。

防衛の観点でいけば、まず日本とアメリカの関係構築が最重要課題だろう。何をかいわんやである。

アフガニスタン問題については、「これまでの海上自衛隊の活動は非難しているわけではない」と。
すかさず川口委員が、「私は総理から信じられない言葉を今、聞きました。非難どころか、海上自衛隊の活動については感謝をしなくてはならない。総理は感謝していますか?」と、たしなめられる場面が。渋々「海上自衛隊に感謝しております」と釈明交じりで答えた総理は、インド洋での補給支援について代替案を尋ねれると、「農業支援や警官の給料を上げることによって支援を行っていきたい」と述べるにとどまった。

「えっ??」
「これは民生支援ではないのです。柱はテロ対策なのです。具体的な代替案をお聞かせください」とまたしても誇りに満ちた保守党政治家、外務大臣経験者の言葉が重く響く。

そうだ。
子どもの使いではないのだから、これは国家責任を負う一国の総理にしか出来ない、時の内閣にしか決断できない支援対策を聞いているのですぞ、総理!!!

総理はそれでも「テロ対策が軍事的側面から行うものだけではないと思う。民生支援に近い形で行いたい」と重ねて応えた。

それで国際社会の中の役割は済まされるのか?

実際にいま、ジャイカが農業支援を一切引き上げ、近隣のパキスタンとの境界線では益々タリバンの活動が激しくなってきている折りにだ。

総理。まだまだそういった民生支援レベルで片付けられる問題ではない。かといって、最適な方法はと問われると、本当に政治や宗教が変わらなければアフガンに対して何ができるのだろうかと、難しい問題だとは思う。歴史的に根深い根本的な原因があの砂漠の国ではあるのだろう。しかし、鳩山総理の答弁にはあまりにも夢見る夢子さんのような発想で耳を疑いたくなる。

普天間基地移転問題については、早急に結論を出していただきたい。
日本にとって現時点では唯一とも言える防衛同盟国アメリカに対してあやふやな時間稼ぎのような対応は日本の未来に禍根を残しかねないからだ。グアムへの海軍移転もなかったことになってしまう危険がはらんでいるのだ。

結論は、判断は早ければ早いほどよい。
応じるべきときには気持ちよく応じてこそ確固たる信頼関係は生まれるというものではないだろうか。

自国で正当な防衛政策を持たない日本にとって、今、他にどんな外交手段があるというのだ。『防衛』に対する危機意識があまりにも民主は低すぎる。

自民党が最近、保守政党らしく、左翼政権民主との違いを浮き彫りにし始めたが、今後もこの方向性で大いに頑張ってもらいたいと思う。

民主にはこれ以上任せては置けない。左翼思想によって日本を根本的に骨抜きにし、アメリカとの関係に支障をきたすような政府なら放置しておくことは出来ないはずだ。

どうか民意という言葉に惑わされることなく、責任政党として本当にふさわしいかどうか国民は、厳しく民主政権の言動を見つめていかなくてはならない。国民の冷静な目と、マスコミの国益を重視した報道に期待したい。

2009年11月4日水曜日

良書を読もう。そして仕事をしよう

最近、官公庁のお仕事をちょいと手伝ってまして。


「ものづくり中小企業の魅力を発信していこう」というプロジェクトです。


まあ、ここではあまりかけない事もいっぱいあるのですが、とにかく取材先に足を運ばせていただく度に私は感動しているのです。日本にはまだこんな立派な志を持った企業があったのかと、日本はやはりものづくり企業、中小企業に支えられて日本経済の今日の発展があったのだなあ、と改めて感慨深くさせられました。

で、経営の原点に戻ってこの夏感動した松下幸之助氏の本を味読しながら、心をまっすぐに真面目に働くことの重さをかみ締め、当たり前のことを当たり前にやることの大切さ、その感動を書き記しておきたいと思います。
地味に一見見えることの中に素晴らしい発見があって、毎日が突然生き生きと輝きだして見えてくる、そんなこともあるのだな、と思って素晴らしい経営者と社員の皆様にお会いした喜びを、自分も人を愛する喜びに変えて良い仕事をしていきたいと思います。

ここでは制作会社のモラルハザードの話を書くよりは、日本の底力に感動したことを素直にお伝えした方が良いかな~と実は思いました^^ 自分もまだまだあきらめません。
日々、経営環境の悪化の中でいろんなことで苦境に立たされている方たちも多いと思いますが、お互いに頑張りましょう。

そして、「中小企業魅力発信プロジェクト」別な企画で出版も考えています。

今では当たり前になった経営理念を持つこと、使命感を持って商いを考えること、これいつから始まったことなのか分からないけれど、たぶんこれを普遍的なものに認知させたのは、日本では松下幸之助氏ではないでしょうか。

難しいことは分からない、でも小学校しか出ていない人が偉大な経営者になった。この事実は、大小の規模を問わずすべての経営者、経営者のみならず日本人の良心として深く心に刻んでいかなくてはならない。

勇気が大切だ。