2010年12月9日木曜日

帝国主義が跋扈する時代へ突入

今年、日本人物理学者、科学者による(受賞は最後とも揶揄される)ノーベル賞の受賞が相次いだ。しかし、その影でノーベル平和賞はこのところ政治色の色合いが強い。ノーベル平和賞受賞からは今の世界の縮図、そして未来図が読み取れるのではないか。
昨年は、”未だ何もやっていない”オバマが核廃絶を唱えたとして平和賞を受賞した。

要するに今後の軍事大国アメリカの在り方を問う、ということであったと思うが、と同時に、世界に「世界の警察としてのアメリカ」の役割を終えようとしていることを意味付けられた。

そして、今年12月10日、中国で国家政権転覆罪で懲役11年の刑を受けている劉暁波氏の受賞。受賞式は、本人不在のまま特別な演出によって行われるのだという。そして中国の圧力。

劉氏の受賞に対して、あまりにも大国としては大人げない前時代的な行動をとり続ける中国共産党。いま、中国は、世界中華帝国を目指して、その経済力と軍事力を盾に大きな戦略の元に国家運営をしている。

本来なら国家として国民総出で祝福すべきノーベル平和賞受賞の輩出を、報道させず、また(12月9日の産經新聞出)中国による各国への授賞式出席を見送るようにとした圧力に屈し、これまで中国をはじめ、ロシア、パキスタン、アフガニスタン、イラク、イラン、サウジアラビア、エジプト、スーダン、キューバ、ベネズエラ、ベトナム、フィリピン、カザフスタン、ウクライナ、チェニジア、モロッコ、セルビア、コロンビアなど19カ国が授賞式欠席する見通しだそうだ。

誠に残念至極といわざるを得ない、国際社会の由々しき問題である。これら中国の圧力に屈した国々には、中国との関係性において、人権や自由よりも優先しなくてはならない目先の利益誘導が働いていることは間違いないことだろう。

しかし、大中華帝国主義が復権しつつある今、こうした国々は、唯物論(共産主義)国家に加担し、その手を染めて、19世紀から20世紀に賭けて繁栄を謳歌した民主主義を終焉に向わせているということを恐れなくてはならない。

あまりにも経済発展し、軍事的優位に立った虚像国家が向う先は、人類のあまりにも苦しい時代に突入することを意味している。生来の自由性を奪われ、人権(人間が神によって作られたるものであることの証)剥奪による恐怖が世界を覆うことが予想される。

このまま日本も国家としての方向性を見失い、同盟国アメリカの威信が損なわれれば、来るべき人類の未来はこれまではまったく異なる世界へと誘われることになるだろう。自由を奪われ支配される存在へと民主主義国家は向っていくのか、それとも新しい価値観の創造により、真なる繁栄大国として日本が成長し、民主主義を標榜する国々と手を携え、明るい宇宙時代を迎えようとするのか、今、人類は二つの選択肢の前に立たされている。

自由と繁栄主義を選びとる、勝ち取る未来は、決して安穏している日々の中には訪れないはしないことを肝に銘じたい。

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