2009年11月15日日曜日

行政刷新会議は怖~い粛清の始まり?!

皆さん、こんにちは☆

最近は秋風が強く感じられる毎日になりましたね。
本格的な冬に備える準備をしなくてはなりません。

オバマ大統領もなんだか取り繕った笑顔に一見、耳障りの良い親日的迷言
だけを残してアジア列国に足早に走り去ったように思います。
具体性はなく、懸案事項に対する深堀は一切なかったですね。
深堀するほどかまうほどの国ではもはや日本はないということでしょう。
日本と?(いや鳩山総理との)絆はうっすーいものであるように思いました。

さて『行政刷新会議』。
私はこの言葉の響きにとても威圧的、示威的な言葉の響きを感じます。

事業仕分けは一見、無駄を省いて国民から頂いた税金を有効活用しますよ
というような公約のように聞こえますが、その根本には、どうしても自分たち
のばら撒き政策を実施するために国民との公約と称し日本政府及び日本人
のこれまでの努力を無駄にするような反リストラクチャー的な動きであるよう
に思うのです。

まさに破壊や的志向です。
その極みが連ほう議員による文科省の次世代コンピューターの開発予算に
事実上のストップをかけたものです。 
スパコン開発は、日本が世界に誇れるものづくり技術とテクノロジーの合体で
あり、自由経済における競争力を高める『国家基幹技術』のプロジェクトです。
「一番だからよいというわけではない、二番ではなぜだめなのですか?」と言
い放った瞬間、ここまで来たか、と頭をガンと殴られたような感じがしました。

日本は、これまで『技術立国日本』であり、それによって未だに中国や東南
アジアに大量生産の部品製造が流れても、高いテクノロジーやテクニカルの
応用分野に関しては日本でしか製造できないものがたくさんあるのです。

日本の半導体技術や光通信技術、品質管理などを磨いてきた日本である
からこそ、スパコンの開発を機に世界との技術差をつけなくてはならない。

「一位になぜこだわるのか、なぜ二位ではだめなのか」
その答えを文科省のプレゼン担当者が十分に説明できなかったとしたら、
大変残念なことですが、おそらく民間企業のトップレベルの経営陣なら、経済
効果や21世紀以降の日本の繁栄を見据えて、すぐには目には見えない効果
かもしれないが、雇用の創出や企業の税金としての見返りとなっていつかは
帰ってくることをきちんと説明できたのかもしれません。

予想できる効果は予算とのバランスにおいて今現在、どのように説得を持た
せるかは、既に切り捨てをミッションとする人々の前では意味を持たないこと
でしょう。

しかし、閣僚や議会議員が、「日本は一番でなくて良い」「二番で何が悪い」
などと言い出したら日本の世界での競争力はがた落ちになり、未来を背負う
子どもたちに遺産として残せるものはやがて何もなくなるのではないでしょう
か。
その裏で現政府は、格差是正にばかり目を凝らして奔走しているようです。

開業医と勤務医の収入格差を引き下げるために診療報酬の見直しを図る
目的で診療報酬をみなす。政府のこうした介入は明らかに左傾化した政策
であり、市場原理や自然な競争原理に伴う自由を阻害していくものでしょう。

格差是正、結果平等主義がこの国において蔓延したなら、それは民主主義
から、共産主義への先祖がえりです。


共産主義、全体主義は、暴力革命によって起こるのではないそうです。
自由主義国が資本主義経済に行き詰まり、やがてだらだらと気づかぬうち
に左翼化していくのだと。
民主主義が行き詰ったときに訪れるポスト共産主義が真の共産主義なのだ
とシュンペーター研究者は悟っています。

友愛を唱える鳩山政権の裏には恐ろしい共産化への道が既に始まっている
のです。

たとえ以前と同じ民主主義、自由主義経済に戻らなかったとしてもハイエク
の説く人間の「自由をいかに守るか」は、人間が神から与えられた自由性の
限りない発揮であり、誰も統制することの出来ない人間の根源的なる尊厳に
訴えるものであると思います。ハイエクが自由を仏神から与えられたものだ
と認識していたかどうは不明ですが。

どのような時代が到来しても自由主義のベースはあくまで漂流させてはなら
ないし、日本経済の成長、繁栄は決してたち止まらせるようなことはあって
はならないと思うのです。

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